ぼっとんべんじょ

糞尿がドンドン溜まっていく場所

「人は存在するだけで価値がある」という幻想

最近見たとある連載に、「人間みな肯定されるべき普遍的価値があり、その価値は収入や職位などの社会的ステイタスに左右されないのだ」「この価値を自身で意識していれば、生きづらさは減るのではないか」という主張があった。 はたして本当だろうか?僕には…

僕は物心ついたときから片親家庭で育ち、そして僕の母親はいわゆる毒親だった。 離婚の記憶がないのは良いことでもあるし、悪いことでもある。良いのは離婚のゴタゴタに起因する精神的な影響を受けなくて済んだことで、悪いのはどんな人間がどのように離婚に…

流行も知らず、漢字も読めず、法律も思想も歴史も地理も知らず、しかし自身の経験のみに基づいて自身をただ肯定し続けていられる大人をここ数年で沢山見てきた。 僕のやっているエンジニアという職業は、ひどくロボット的だと思う。奴隷としての能力、あるい…

Twitterを始めてから9年近く経つ。 僕より年上のフォロイーは大半が就職して、年下の各々も人生の輪郭が明確になりつつある。 そして、これはTwitterに限らず、そのまま社会一般にも当てはまるだろう。SNSは社会に対する覗き窓として機能する側面がある。 い…

銭湯生活

ここ一週間ほど、銭湯を利用をしていた。自宅の給湯器が壊れたためだ。 Google Mapで「銭湯」と入れてみて、自宅の近隣に複数件の銭湯があることに驚いたし、実際に行ってみると、絵に描いたような銭湯が存在していて驚いた。 (ちなみに中身もやはり絵に描い…

Google Home Mini を買いました。 「OK, Google. 今年も一年お疲れさま。」 「優しい言葉、ありがとうございます。冬の寒さも吹き飛ぶくらい、暖かい気持ちになりました。」 「OK, Google. お前一年間も生きてないだろ」 「すみません、よくわかりません。」…

文章をまとめる能力がメチャメチャ落ちている気がする。まあ昔から要約するのもオチを付けるのも下手くそだという自覚はあったので、単純に能力が上がっていないんだろう。 昔できたことが今できないという感覚、自分の場合は大体錯覚で、実際は昔もカスみた…

境界

ファイファン / FF プレステ2 / プレ2 スマブラ / 大乱 種運命 / 種死 兄好 / おちんこ GTA / グラセフ MGS / メタギア グラツー / グランツー 桃鉄 / 桃電 デレマス / モバマス / モゲマス よあけな / けよりな / あけるり js / ジャバスク

夏休みをしています。 先週の今頃は働いていた、という事実がウソのような感覚です。まるで、生まれたときからずっとダラダラしていた気がしますし、今後も一生ダラダラし続けられる気がしていて、活力に満ちています。 報酬系によって強烈にバイアスが働く…

あの頃は毎日何かを考えながら生きていた、ような気がする

最近、ブログの記事を書かなくなりました。 ブログを書かなくなったのは決して飽きたからではありません。いや、実際にはこの感覚、あるいは状態こそが「飽き」なのかもしれないのですが、少なくとも僕は飽きていないという自意識があります。 言葉というも…

「オタク」という呪い

オタクという言葉が出来てから、もうすぐ半世紀ほどが経つそうです。僕が生まれていない時代の実際は知る由もありませんが、今の時代においてもなおオタクは存在し続けています。 言葉の意味そのものは恐らくほとんど変化していないのでしょうが、その指すも…

モテたければ、理系男子になるべきである

理系男性に対する「真面目、冷静、知的で論理的」という見方が、流行から共通認識へと変化してきました。さらにこの要素に加え、極めて希薄な恋愛経験という現実性を付与したテレビドラマ『逃げ恥』がヒットし、理系男性のイメージは定着したという感があり…

コミュ力、あるいは向上能力

東京に来て、早くも半年が経ちました。 すこし歩けばお店があり、駅もあり、電車がすぐに来ます。それはすぐに大都会に行けるということでもあり、孤独のグルメに出てくるような飯屋にも行けるということでもあり、あとは客観的事実から表現するとしたら、パ…

女性的な生き方

現代の日本の都市社会において交際とは、女性が若き肉体を提供し男性が経済的見返りを提供することである、という事実は最早常識になっています。これは古来からのものであり、男性が肉体の武力を持っていても提供の方法がなくなったため、これが貨幣経済の…

綺麗な風景とは

田園風景とか、あるいは農村の風景ってありますよね。 作品の演出にしろ、実際に人と旅行するときにしろ、あれを素敵な風景だと言うのはよくあることと思います。その景色だけでなく、都会のように汚れていない澄んだ空気を全身で浴びながら、五感全体を通し…

気配りというマナー

あの人は善い人だ、あるいは、あの人は悪い人だという評価は、社会においてごくごく自然かつ頻繁に行われている。健全な評価であることもあれば、あるいは、意図的に行われている場合もある。 ただ、共通しているのは、それは必ず一側面的な物の見方の表明で…

思考のショートカット

新生活が1ヶ月経過しました。 毎日の通う場所が変わったりするみたいな微々たる変化は今まで何度かありましたが、大きな時間的制約の伴う環境への変化というのは初めてで、その所属における社会的責任そのものよりも、よほど環境ばかりに意識を向けてしまう…

死んだ愛は、心の中で生き続ける

例の10冊読むアレであるが、網羅的なだけのつまらない本にいくつかあたってしまい、読んで考えたことではなくストックしている持論を展開するだけになってしまい感想文として成立しない状況になってしまった。まあ、読書に限らず、コンテンツの消費というの…

卒業 pt.2

大学を卒業しました。昨年度入学したのにもう卒業です。早いものです。早いのは体感としてだけではなく、実際にも短い時間なので当然なのですが…。大学院をDLCと表現するのが好きなのですが、そういう比喩をするなら僕の大学生活は体験版だったと言えるかも…

死ぬときは綺麗に死にたい、という誰でも抱く願望

二冊目はこの本。一冊目からのマジカルバナナ的に選んだ。 大往生 (岩波新書) 作者: 永六輔 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1994/03/22 メディア: 新書 クリック: 56回 この商品を含むブログ (26件) を見る 人はみな死ぬときに孤独である、と僕は思う。…

ひとりが好きじゃダメなのか

ひょんなことから、3月のうちに新書を10冊読むことになった。それくらいの分量を読む月はあっても、いざ基準があると一気に身構えてしまうのはこれまで目標を定めて行動することがあまりなかったからかもしれない。もしくは、学生の身分で過ごす最後の月であ…

あまりに華美な女性をどうしようもなく苦手な理由

僕は"地味"な見た目の女性が好きです。"シンプル"ではなくて、地味です。 ダサい、という概念ともまた微妙に違って、なんというか、垢抜けない感というか、服装とかの流行に気を遣ってないなとわかる人が好きです。 自分が根暗だから波長の合いそうな根暗っ…

年収が1000万円を超えたらやりたいことリスト

ソフトクリームメーカーを自宅に置く(業務用のやつ) ソフトクリームメーカーのために200V電源を引き入れる 消費電力高めの自鯖をつけっぱにする ホームセンターとかIKEAとかニトリとか以外で家具を買う フルサイズ機を買う 築年数10年以内の鉄骨造の部屋に…

あけおめ的な

あけましておめでとうございます。去年までにお世話になった方も、新しく出会う方も、今年1年どうぞよろしくお願い申し上げます。 もうすっかりアニメの振り返りなどする気はなくなってしまって、昨年に引き続き何も書いていません。というか、もうアニメも…

ミソジニー

僕は女性が苦手だ。 この感覚は、強いていうなら恐怖に属するものである。それは、女性個人から理不尽に否定された経験ばかりで対等なコミュニケーションをした時間が他人よりも希薄だったからかもしれないし、女性の形成するホモソーシャルやそこで生まれる…

幸せって、平等なの?

みなさんは、今、幸せですか。 主観的な幸せについて、次のようなロジックがあります。ある出来事が幸か不幸かを決めるのは自分だから幸も不幸も自分の気の持ちよう次第でどうとでも変わる、というものです。 また、この考え方に関連して、幸せは平等に訪れ…

大学に通ってみた

みなさんこんにちは~。今日はですね~、大学に通ってみたいと思います!! …Youtuberってこんな感じで大丈夫ですかね。 この一年間、大学では「ヒモになりたい」という言葉が何度口から漏れ出たことか。とはいえ、大学に入ったからには物事をより一層工学的…

去年の振り返りとか

あけましておめでとうございます。 日頃から僕にかまってくれる皆様方におかれましては、今年も何卒よろしくお願い申し上げる次第であります。 さて、昨年は色々なことがありました。 まず大きかったのは、高専の卒業でしょうか。あまり過去を懐古し続けるの…

19歳になりました

3/29で19歳になりました。 学校の同級生だと3月生まれは僕しかいないので、一ヶ月以上ぼっち18歳でした。年齢がインクリメントされるごとに思い出す話があります。 年中無休で開店休業: 人生について考えた:体感時間と人生の折り返し地点 僕の何個か上の先…